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COVER STORY + INTERVIEW 【CEMICAN : IN OHTLI TEOYOHTICA IN MIQUIZTLI】AZTEC METAL SHAMAN FROM MEXICO


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH OF XAMAN-EK & TLIPOCA OF CEMICAN !!

“We Believe That Ritual Sacrifices Represent a Mystical Part Of Pre-Hispanic Mexico, Which Could Not Be Left Out Of The Show.”

AZTEC ROOTS, PRIDE AND RITUAL

「ここ数年、ラテンアメリカでメタルは本当に強力なんだ。まあ世界中でそうなんだが。メキシコ人はアグレッシブなサウンドを愛しているから、メタルは我々の文化を拡散するのに最適な方法なんだよ。」
ヘヴィーメタルとフォークミュージック、伝統音楽の絆はあまりに深く強靭です。スカンジナヴィア、欧州、アジア、北米。もちろん、1996年、SEPULTURA がマトグロッソの先住民族シャヴァンチと共存した “Roots” を見れば、古のラテンアメリカとヘヴィーメタルにも時を超えた親和性があることに気づくでしょう。
「CEMICAN とは同じ意味の中で生と死全体を表す言葉であり、それはこれまですべての時の間に学んだすべての知識と知恵を統合しているんだよ。」
2006年、メキシコに示現した生と死の二元性を司るアステカのメタル司祭にとって、Xaman-Ek の加入は大きな出来事でした。アステカの文化や言語ナワトルに精通するステージのシャーマンによって、CEMICAN はプレヒスパニック文化やアステカの神話をメタルのアグレッションや知性へと昇華させる唯一無二へと変貌したのです。
伝統的な管楽器や打楽器を、装飾としてでなく、勇気を持って楽曲の中心に据える戦士の魂こそ CEMICAN の原点。そうして彼らはアステカの伝統に敬意を表しながら、ボディーペイント、羽毛や骨の頭飾り、甲冑を身につけてステージに立つのです。
「ナワトル語は我々の祖先が使用していた言葉だからな。彼らは自然の力とコミュニケーションを取るためにも使用していたんだ。ナワトル語は、今でもいくつかの地域では話されているんだよ。」
ステージ名やアルバムのタイトル、時には楽曲やその歌詞にもアステカやインディオの先住民の言語を使用する CEMICAN。ただし、唸りをあげる歌詞の大半はスペイン語で書かれています。今でもメキシコ公用語の一つで、170万人の話者を持つと推定されるナワトル語ですが、それでも理解が出来るのはごく一部の人たちだけ。CEMICAN はアステカの文化を世界に運ぶため、より柔軟でグローバルな視点も有したバンドなのです。
「我々は全員が伝統音楽からメタルまで、様々に異なる影響を受けてきた。しかし常に我々の文化とフォルクローレは必ず心に留めているのだよ。」
Xaman-Ek はスラッシュとパンク、Tecuhtli はデスメタルやシンフォ、ブラックメタル、Tlipoca はクラッシックなメタルとスラッシュ、Ocelotl は Nu-metal。多様な影響を咀嚼したメタルの万華鏡も CEMICAN の魅力です。何より、シンセサイザーとプレヒスパニックの楽器を融合させたエレクトロニカの先鋭 Jorge Reyes が、メキシコに点在する様々な遺跡で行ったコンサートは CEMICAN の心臓部に深く刻まれる刻印となりました。
ナワトル語で “死者の神秘的な道” を意味する最新作 “In Ohtli Teoyohtica In Miquiztli” はバンドのディスコグラフィーにおいて最も洗練を極める、世界を見据えたモジョの道。古代のドラム、笛、フルート、クレイオカリナ、貝殻、女性ボーカルの巧みな配列は、異様な高揚感を伴いながらアステカに育まれる第五の太陽を導きます。一方で、時に DEATH や CYNIC, ATHEIST, MEGADETH にも通じる神秘的な攻撃性は、その太陽へ捧げられる生贄の残酷でしょうか。もちろん、生と死の二元性という CEMICAN の名が物語るように、彼らのステージにも不可欠な、太陽の力を得るため心臓を捧げ人肉を啜る神聖な生贄の儀式は残酷の一言で片付けられるほど単純なものではありませんでしたが。難問は現代の音階とズレが生じる不安定な伝統楽器の揺らぎでした。
「最初は正しい調性、音階を見つけるのに苦労したものさ。だけど遠く離れた古の職人の楽器でも、馴染みのある現代の音階に近い音色を持たせることに成功したのさ。」
CEMICAN はドイツの Wacken Open Air やフランスの Hellfest といった大規模なイベントにも出演し、メキシコ国外でのオーディエンスを増やすために努力を重ねています。メキシコ第三の都市モンテレイより、フランスでの演奏回数の方が多いという実績は、まさに彼らがケッアルコアトルのドラゴンである証明でしょう。
「ヨーロッパはバイキングやケルトといった古代文化に根ざし、もちろんバイキングメタルも有名だけど、メキシコの古代文化には馴染みがないんだよ。 すべてがボディペイントで、頭には火と羽がついているから目と口を大きく開けて怖がったり、驚いたりする。だけど3~4曲目には、ステージ上で起こっていることを理解し、愛してくれるようになるんだ。」
今回弊誌ではアズテックメタルで儀式を担当するパフォーマー Xaman-EK と、創始者でドラマー Tlipoca にインタビューを行うことが出来ました。日本の祭囃子にも通じる不思議。今や世界のどこにでもメタルは存在します。それこそがメタルに備わる包容力の証明。第三世界の逆襲。どうぞ!!

参考文献: Daily Bandcamp

CEMICAN “IN OHTIL TEOYOHTICA IN MIQUIZTLI” : 9.9/10

INTERVIEW WITH CEMICAN

Q1: Cemican is called Aztec Folk Metal. First of all, Why did you focus on the Aztec civilization, which flourished in Mexico in the 15th century?

【CEMICAN】: Our roots, represent a pride and through the music Cemican tries to transmit that feeling of belonging to a culture.

Q1: CEMICAN は “アズテックフォークメタル” “アステカのフォークメタル” の異名を持つバンドです。まずは、メキシコで15世紀近辺に栄えたアステカ文明にフォーカスした理由から教えて下さい。

【CEMICAN】: アステカ文明が我々のルーツであり、誇りを表現しているからだ。アステカ文明に由来するその感情を、我々は CEMICAN の音楽に託そうと努力しているのだよ。

Q2: It seems metal is very popular in Latin America, right? What got you hooked on metal in Mexico?

【CEMICAN】: In the last few years, metal has had strength in Latin America and the world. we like aggressive sounds and metal is the right channel to spread our culture.

Q2: ラテンアメリカではメタルがとても盛んなようですね?メキシコも盛り上がっているようですね?

【CEMICAN】: ここ数年、ラテンアメリカでメタルは本当に強力なんだ。まあ世界中でそうなんだが。メキシコ人はアグレッシブなサウンドを愛しているから、メタルは我々の文化を拡散するのに最適な方法なんだよ。

Q3: Cemican means “the duality of life and death” in the indigenous Nahuatl language, right? Why did you choose this word for your band name?

【CEMICAN】: It is a totality that represents life and death in the same block, it unites all the knowledge and wisdom learned during all this time.

Q3: バンド名 CEMICAN とは、メキシコの先住民族ナワトルの言葉で “生と死の二面性” を意味するそうですね?

【CEMICAN】: その通りだ。CEMICAN とは同じ意味の中で生と死全体を表す言葉であり、それはこれまですべての時の間に学んだすべての知識と知恵を統合しているんだよ。

Q4: Regarding Nahuatl, you use Nahuatl language in your songs and titles. What made you use this mysterious language?

【CEMICAN】: The Nahuatl language was used by our ancestors and it was how they communicated with the forces of nature, currently in some regions Nahuatl is still spoken.

Q4: ナワトルといえば、CEMICAN はステージ名やアルバムのタイトルにもナワトル語を使用していますよね?

【CEMICAN】: その通りだ。ナワトル語は我々の祖先が使用していた言葉だからな。彼らは自然の力とコミュニケーションを取るためにも使用していたんだ。
ナワトル語は、今でもいくつかの地域では話されているんだよ。

Q5: What themes or concepts do you deal with in your albums and songs?

【CEMICAN】: Mormally the songs speak of experiences, characters from ancient Mexico and traditions such as rituals.

Q5: アルバムや楽曲においては、どのようなテーマを中心に扱っていますか?

【CEMICAN】: 基本的に、我々の歌は古代メキシコの経験やキャラクター、儀式などの伝統を語っているんだよ。

Q6: Speaking of Cemican, we are reminded of a great mix of metal and mexican traditional folk music. Could you explain about traditional Mexican folk music and instruments you use?

【CEMICAN】: cemican uses drums, whistles, flutes, clay ocarinas, shells, which at first it was difficult to find the correct tonality, but we have managed even with distant artisans instruments that have tones similar to known modern scales.

Q6: CEMICAN といえば、メタルと伝統的なメキシコのフォークミュージックを融合させた先駆者でもあります。

【CEMICAN】: CEMICAN が使用しているのは、古代のドラム、笛、フルート、クレイオカリナ、貝殻などだ。
最初は正しい調性、音階を見つけるのに苦労したものさ。だけど遠く離れた古の職人の楽器でも、馴染みのある現代の音階に近い音色を持たせることに成功したのさ。

Q7: Interestingly, Cemican has Prehispanic Instruments players and Xaman-Ek, dressed like an Aztec priest, “sacrificing” a victim onstage, holding his beating, blood-spurting heart up to the audience. Why do you recreate these rituals on stage?

【CEMICAN】: We believe that ritual sacrifices represent a mystical part of pre-Hispanic Mexico, which could not be left out of the show.

Q7: 面白いことに、CEMICAN の “プレヒスパニック楽器” を担当する Xaman-Ek は、アステカのプリーストの装いでステージにおいて生け贄を犠牲にします。なぜ当時の儀式を再現するのですか?

【CEMICAN】: 我々は、生け贄の儀式こそ、スペイン以前のメキシコの神秘的な部分を表していると信じている。故にそれをショーの中で放置することができなかったのだ。

Q8: Musically, you are often compared to folk metal bands, but I feel you are mixing more diverse influences, like thrash, prog and death metal. would you agree?

【CEMICAN】: We all have different influences from traditional music to metal, but always keeping in mind our cultur and folklore. Aztec folk metal label was put on European festivals.

Q8: 音楽的に、CEMICAN はよくフォークメタルに分類されますが、スラッシュやプログ、デスメタルと幅広い影響が窺えますね?

【CEMICAN】: 我々は全員が伝統音楽からメタルまで、様々に異なる影響を受けてきた。しかし常に我々の文化とフォルクローレは必ず心に留めているのだよ。
アズテックフォークメタルというラベルは、ヨーロッパのフェスティバルでつけられたものだ。

Q9: You said to me “Warrior Brothers”. Of course, we have Samurai history and culture. In that sense, do you think Mexicans and Japanese people have anything in common?

【CEMICAN】: of course, Mexico and Japan are historically peoples full of battles, myths, heroes and many warriors.

Q9: 最初にあなたとコンタクトを取った時、あなたは私を “Warrior Brothers” と呼びましたね。
もちろん、日本には侍とその文化が存在したわけですが、そういう意味でシンパシーを覚える部分があるのでしょうか?

【CEMICAN】: もちろんだとも。メキシコも日本も、戦い、神話、英雄、そして戦士の歴史で満たされているからな。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED CEMICAN’S LIFE

OBITUARY “CAUSE OF DEATH”

MANOWAR “THE TRIUMPH OF STEEL”

DIMMU BORGIR “ENTHRONE DARKNESS TRIUMPHANT”

ADAGIO “DOMINATE”

JUDAS PRIEST “PAINKILLER”

MESSAGE FOR JAPAN

We hope to be in Japan soon, we would love to do the ritual for all our brothers from the empire of the sun, and for Quetzalcoatl to fly alongside his majestic dragons.

日本にはすぐにでも向かいたい。太陽の帝国から全ての兄弟たちに我々の儀式を授けたいからな。ケッアルコアトル (アステカの神) のために彼のマジェスティックなドラゴンと飛んでいくぜ!

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